昔はノンキルトの羽毛ふとんがありました。
羽毛ふとんの質問を頂きました。
→ 「羽毛ふとんのキルト(仕切り)は、細かいほうが良いですよね?」
答・・「はい、そうです。」
3×4=12マス 4×5=20マス 5×6=30マス というように、細かくなればなるほど、羽毛の片よりがなくなり均一な掛ふとんになります。
ただ、これは取扱いが便利になる点に関してのことです。
では、実際の暖かさの理屈から言えば、キルト0が一番良いのです。
羽毛の保温性は、空気の気密(空気の含有量)で決まります。
大昔の羽毛ふとんは、その理屈を知っていたので、ノンキルトも多くありました。
つまり、使う前に羽毛ふとんを叩き、平らにします。
羽毛を自然な状態にするので、どんどん膨らんできて暖かくなるのです。
でも、近年の羽毛ふとんは昔に比べ、高品質な原料になりましたので、嵩高性がありすぎると、寝にくくなります。
結論から言えば、細かいキルト方式のほうが、トラブルが少なく良いでしょう!