私のできる地域への恩返しとは!?
私は高校を卒業して直ぐに名古屋の長者町・繊維問屋へ修行にゆきました。
2.5年の修行を経て次に行ったのが、静岡県にあった「東京布団技術学園・静岡分校」です。
硬い名前ですが、簡単に言えば布団の制作技能を習う学校です。
半年間の住み込みで、叩き込まれました。
朝から晩まで布団を作っていたので、肉体的にも精神的にも辛かったことを覚えています。
ようやく晴れて実家に戻ったのが、21才です。
実家に戻っても、やることは一緒です。
朝から晩まで、布団を作ること・・・
「長男だから後を継げ!」と言われたことは一度もありません。
でも、なぜか親に恩返しをしたい気持ちが優先した結果です。
その当時は、半径5キロ以内に5軒の布団屋さんがありました。
それでも,固定客があったので、それぞれ繫盛していました。
あれから51年が経過・・・
5軒あった布団屋さんは、当店の1軒だけに・・・
時代の波は予想を超えて大変化を、もたらしました。
今72才の私のできる地域への恩返しは、一日でも長く布団屋を営業して、「寝具と睡眠」の大切さを伝えてゆくことだと思っています。
寝具選びを間違えると、睡眠の質がさがり不眠症を誘発するかもしれないからです。
それほどまでに危険な寝具が蔓延しています。
睡眠の道具として寝具の正しい選び方を、お伝えし続けてまいります。
どうぞ、よろしくお願い致します。