私が家業の布団屋を継いだのは、昭和４8年です。

 

・・今から５１年前のお話です。

 

その当時の主流は、「もめんふとん」のみです。

 

お客さまから注文を頂き、手作りで製造して配達していました。

 

ただ、その受注の仕方がとても細かく完全オーダーになっていたのは、今思えば優れた方法だったと思い返します。

 

お客さまへの質問は・・

①どなたが使いますか？（年齢・性別）

②布団側の種類は、サテン・ブロードどちらにしますか？

③綿の種類はどれにしますか？

④綿の重さは何キロにしますか？

こんな具合に細かくお聞きして、ご希望の布団にするのです。

 

①は、使う方の体格により、布団の大きさが決まります。体重の重い方は、綿の量を増やします。

 

②は、共に純綿ですが、織り方が異なるので耐久性に差がでます。

 

③インド綿や、アメリア綿など、綿の原産国や製綿技術により

品質が異なるので、掛布団は米綿、敷布団は印度綿などと、布団の種類に応じて、綿を選択していました。

 

④重い方が良い（大柄の人）、軽い方が良い（高齢者、体力不足の人）、などと重さも好みに合わせて、綿の量を調節していました。

 

こうした細かな注文方法を採用していたので、満足度は高かったと自負しています。

 

 

さて、昨今の羽毛布団は、どうでしょうか？

 

寝具メーカーの一方的な製造方法なので、完全オーダーとは言えません。

 

見た目の情報（価格・デザイン・触感など）のみで購入決定していませんか？

 

睡眠館オーガニックでは、お客さまの体質、体形、年齢、性別など細かくお聞きして提案しています。

 

・・自分に合った寝心地をお届けする為にです！