自分の体力に合った寝具を選ぶ!?
75才の男性から質問を頂きました。
「硬い敷ふとんと、硬い枕が健康に良い!っと思い、枕はソバガラ枕を使っています。でも、側が破れたので買い替えようと思い探しているのですが、希望の形や高さが見つかりません。・・どうして昔と違い、種類が減ってしまったのですか?」
回答・・
①そばがらの細かいホコリが出るので、ハウスダストの原因になりかねない為
②硬すぎると首の圧迫がもとで、頸椎に悪影響がでる可能性がある為
説明・・
①は、昔と比べて住宅環境が高気密・高断熱になったので、ハウスダストの原因物質を少しでも排除しようとする考え方からきています。
②は、ただでさえデスクワークによる首の負担が増大しているので、寝る時くらいは、柔らかい素材の枕で首の圧迫を軽減しようとする考えです。
時代とともに、求められる寝具の機能は変化してゆきます。
それが全部正しい訳ではありませんが、後年になり正しいと判断される事例が多いのも事実です。
例えば、スプリングベッドの硬さが合わなくなり、ソフトタイプに交換したら、気持ちよく眠れるようになった! という声はよく聞きます。
高齢になり背筋力が衰えてくれば、もはや硬い反発力のマットレスは適しません。
自分の体力の状況を常に把握して、それに合わせた寝具選びをするのが正解です。