羽ぶとんと、羽毛ふとんの違いとは!?
一般的になった羽毛ふとんの名称ですが、じつは3種類の呼び名があります。
①羽ぶとん→大正時代に用いられた名称
②羽根ふとん→フェザー50%以上
③羽毛ふとん→ダウン50%以上
時代に応じて、①②③の順に呼び名が変遷してきました。
今では殆どが③ですが、現在でも①の名称に拘った羽毛ふとんメーカーがあります。
それが、創業1830年、京都で初めて寝具専門店(岩田蒲団店)を開業した「イワタ」です。
今では、日本で最高品質の羽毛ふとんを製造している寝具メーカーと言っても過言ではありません。
三代目、岩田市兵衛が羽ぶとんの基礎研究を始めて、四代目、岩田卓三が実現化したと言えるでしょう。
私は四代目社長に大変お世話になり、羽毛ふとんの勉強を始めました。
それまでの、「もめんふとん」と比べものにならないほどの情報と知識を教えて頂きました。
植物繊維(もめん)と動物繊維(羽毛)の違いが桁違いにあったことに驚愕したのです。
会社の重要なノウハウや特許情報を、個人のふとん屋に惜しげもなく、公開してくれたのが「イワタ」です。
・・すべては、消費者に正しい情報を伝える為にです。
現在では、低価格品から、100万円を超える羽毛ふとんまで多種多様に販売されています。
消費者が、中抜きの情報に惑わされないように、本物の羽毛ふとんの正しい知識と情報を寝具専門店の私たちが受け継ぎ、後世に伝え続けるのが使命だと考えています。
※イワタの創業は、今から180年余前の天保元(1830)年。京都の三条通りに[岩田蒲団店]として店を構えたのが始まり。三代目の岩田市兵衛は、欧州で羽ぶとんが使われているのを知り、”綿の次は羽毛かもしれない”と考えました。市兵衛は大正時代から羽毛を研究し始めた、日本での羽毛ぶとんのパイオニア的存在