寝室の環境を把握する!?
高齢者は、体感温度を感じるセンサーが衰えるので、室温が30℃を超えていても暑く感じなくて、エアコンを使わないことがあります。
結果的に、脱水症状となり熱中症になってしまう事例が多いのです。
・・この反対の事例もあります。
熱帯夜なので、とりあえずエアコンを入れて眠るのですが、温度設定が25℃以下の冷えすぎ状態にした場合も、とても寒いと感じずに、ふとんを被って寝てしまいます。
そして、頻尿という症状が出てきます。
歳のせいで、オシッコが近いのではなく、身体を冷やしすぎたことが原因で頻尿になっていることもあります。
この場合も、「寒いからトイレに行く」という自覚は全くありません。
身体が状況を正確に判断する機能が衰えるのは、しかたがありませんが、寝室の環境を正確に把握する努力は必要です。
身の安全を維持する必要最低限の情報は、寝室の「温度・湿度」を正確に把握することです。
夏は25℃、冬は20℃が一つの目安となります。