50年前の羽毛ふとんとは!?
50年前、私が名古屋の卸問屋で修行時代に販売していた「羽毛布団」は、今と比べると、雲泥の差でした。
その当時、布団屋さんに、定価30万円の羽毛布団を卸販売していた商品の概要とは、・・
①ふとん側が、ゴワゴワの太い糸の化学繊維100%
②寝返りをすると、カバーとの摩擦で音がした
③羽毛が2k入っているので、全体の重さが4k以上(今は2k以下)あったが、もめん布団(6k)に比べれば、各段に軽く感じた。
④ダウンは少なく、フェザーが多く入っていたので、それほど暖かくない。
まだ、製造技術がない頃なので、ある意味仕方なかったのですが・・
それでも、「軽い掛ふとん」という触れ込みで、見本に必ず1枚は置いて頂けました。
50年後の今の羽毛布団は、「軽くて暖かい」という代名詞で、掛布団のほとんどが、羽毛布団に取って変りました。
寝具の進化は、これからもまだまだ続きます。
50年後の2074年、日本人はどんな布団で寝ているのでしょうか?