自由に選べる日本の羽毛ふとんとは・・!?
羽毛は、じかに肌接触すると、36℃の体温に反応して直ぐにヌクヌクします。
羽毛がタップリあり、しかも体温が40℃もある水鳥は、もっと早く温まることができるので、冬の寒空-10℃でも凍死しません。
でも実際問題として、人間が羽毛ふとんとして使用するには、ふとん側を用いなければなりません。
しかも、羽毛が飛び出さない高密度繊維が必要となります。
正直、技術的には、とてもハードルが高い繊維です。
高密度で有りながら、通気性を高くするという難問課題もあります。
そこで生まれたのが、綿100%でバチスト織(平織)で、尚且つ細い糸をつかった生地が、とくにヨーロッパで流行りました。
ところが、丈夫に作れば作るほど、紙をくしゃくしゃにした時と同じ音がでる(ペーパークラフト音)という課題が発生しました。
繊維技術の進んだ今日の日本では、他にも多くの羽毛用生地が発明されて今日に至っています。(平織、綾織、サテン織、朱子織、オーガニック生地)
ご自分の価値観にあった羽毛原料や生地を選べる日本は、羽毛ふとん使用大国として、とても恵まれている環境なのですね!