羽毛ふとん原料は、中国と台湾だけで、輸入数量の60％以上を占めています。

台湾から輸入が多いのは、北京ダッグとしての肉の需要が多いからです。

肉と羽毛の両方が無駄なく活用できるのです。

北京ダックは当初、茶色だったのですが、見た目の問題があり、　長い年月をかけて品種改良をして、今日のような白い色に変えました。

茶色より白のほうが、肉質が美味しく見えるからです。

ただし色素が無い分、羽毛ふとんの材料としては、耐久性や保温性に欠ける要素も出てしまいました。

今現在、高級羽毛ふとん（10万円以上）に、シルバーダウンが多いのは、品種改良をしていない為です。

（※茶色なので、ブラウンというのが正しいのでしょうが、羽毛ふとんの場合は、シルバー（銀色）という表現をしています。）